複数の金融機関に口座を持っていると、自分の資産が全体でいくらあるのかを正確に把握しにくいものです。
保有資産を時価(今売ったとき現金になる値段)で把握し、資産のリスク別に分類することで、自分の資産のリスクを知ることができます。

これから投資を始める人・すでに始めている人の2つのパターンに分けて把握方法をお伝えしましょう。

Aこれから投資を始める人の場合
おそらく資産のほとんどが銀行にあることと思います。複数の銀行口座を持っている人は、それぞれの銀行の預金(普通預金、定期預金)が現在いくらあるのか計算して合計していきます。

銀行の預金残高は通帳の最新の記帳分を使いますが、最近では銀行のウェブサイトでも残高が見られます。毎月の報告書が郵送されてくる銀行もあります。

Bすでに投資を始めている人の場合
まずはデータを集めましょう。銀行なら預金通帳、証券会社なら取引残高報告書になります。

証券会社の取引報告書は、通常は3、6、9、2月の各4半期末に作成され翌月中旬くらいまでには郵送されてきます。これらを使って自分が現在資産を預けているすべての金融機関を洗い出し、データを同じタイミングで取得します。今自分がいくらの金融資産を持っているか、すべての資産を同じタイミングで評価するわけです。

データがそろったら、金融機関別に商品別の残高(時価)を確認しましょう。これを、別々の金融機関の資産を6つのグループ(これをアセットクラスと言います)に振り分けていきます。

分類方法は、同じリスクを持つものを同じグループにしていくのですが、最初に行うの6が、資産を株式型と債券型に分けることです。

株式型:株価が変動することによって元本がふえたり減ったりする資産。債券型:定期預金や債券のように定期的に金利を受け取れ、満期になると元本が戻ってくるもの。

その次に、為替リスクの有無による分類です。円建ての資産には為替リスクはありませんが、外貨建ての資産は円高になると資産が減り、円安になると資産がふえます。

例えば1ドル100円のとき100万円分の資金をドルに投資して、1ドル=120円になれば資産は120万円になります。逆に、1ドル=8円になれば資産は8万円に減ってしまいます。